生理前にぎっくり腰が心配な方は腰の違和感と動作を分けて考えましょう
「生理前になると腰が重い。またぎっくり腰になったらどうしよう」
以前に強い腰痛を経験していると、いつもより腰が張るだけでも不安になることがあります。特に30代後半で、生理前に身体の重さや疲れやすさを感じる方なら、腰の変化にも敏感になるでしょう。
ただし、生理前だからぎっくり腰になると決まっているわけではありません。生理前に感じる腰まわりの重さと、かがむ・持ち上げる・ひねるといった日常動作による負担は分けて考えることが大切です。
「腰が重い=もう動かさない方がいい」と考える前に、その時期にどんな動作がつらくなっているのかを確認してみましょう。
生理前の腰の重さをすべて前兆と考えなくても大丈夫です
ぎっくり腰を経験した方ほど、似た感覚が出ると過去の痛みを思い出します。
朝起きた時に腰が重い。
下腹部から腰まわりがすっきりしない。
身体全体がだるい。
こうした感覚があると、「このまま痛くなりそう」と身体を固めてしまうことがあります。
しかし、生理前に腰まわりの不快感を感じたからといって、それだけで急な腰痛につながるとは限りません。
まずは、じっとしていても重いのか、特定の動作をした時だけ気になるのかを分けてみてください。
ここを分けるだけでも、必要以上に腰を怖がらずに済むことがあります。
体調がすぐれない日は普段と同じ動作でも雑になりやすいです
腰への負担を考える時に注目したいのが、「体調が悪い日の動き方」です。
元気な日なら膝を曲げて取っている物を、疲れている日は腰だけ曲げて取る。
床の洗濯物をまとめて抱える。
買い物袋を片手で持ち上げる。
掃除機をかけながら身体だけひねる。
一つひとつは特別な動作ではありません。
ただ、生理前で身体が重く感じる日に家事や仕事を急いで終わらせようとすると、いつもより動作を省略することがあります。
腰が気になる時ほど、「何をしたか」だけではなく「どう動いたか」を見てみましょう。
床の物を取る時は下へ曲がるより戻る時を確認します
床にある物を取る動作では、かがむ瞬間ばかり気にしがちです。
ところが、腰へ違和感がある方では、物を取った後の起き上がり方が大きく変わっていることがあります。
物をつかんだ瞬間に勢いよく立つ。
腰から先に身体を起こす。
片手に物を持ったまま身体をひねる。
こうした戻り方になると、腰だけで身体を起こそうとしやすくなります。
床から物を取る時は、「どうかがむか」だけでなく「どう戻るか」までを一つの動作として考えてみてください。
身体が重い日は、物を持ったまま急いで立ち上がらないことも大切です。
洗面所や着替えでは片脚立ちになる時間があります
生理前の腰と日常動作を考える時、重い物を持つ場面だけを見る必要はありません。
朝の着替えもその一つです。
ズボンをはく。
靴下をはく。
足を拭く。
これらは一時的に片脚で身体を支える動作です。
腰が不安な時に立ったまま無理に行うと、身体を横へ傾けたり、腰をひねったりしてバランスを取ることがあります。
体調がすぐれない日は、椅子やベッドへ座って着替えても構いません。
普段立ってできていることを、毎日同じ方法で行う必要はありません。
「今日は座ってやる」という選択も、腰へ余計な負担を集めない工夫になります。
身体を冷やさないことより「固め続けない」ことを意識しましょう
生理前になると、腰を守ろうとして腹部や背中へ力を入れ続ける方がいます。
座っている時も腰を動かさない。
立つ時もお腹へ力を入れる。
歩く時も歩幅を小さくする。
強い痛みがある時に無理をする必要はありませんが、違和感だけで身体全体を固定してしまうと、別の場所まで疲れやすくなることがあります。
座る、立つ、歩くといった普段の動きを、痛みのない範囲で続けられるかを見ることも大切です。
腰が気になる日は「前かがみ+ひねり」を分けてみましょう
家事の中では、複数の動作を同時に行っていることがあります。
たとえば洗濯物を床から取り、そのまま横のカゴへ入れる動作です。
腰を曲げながら、身体をひねり、物を持つ。
この3つが同時になります。
腰が不安な日は、一度に全部行わず、
まず身体を物の正面へ向ける。
近づいてから取る。
立ってから足を動かして向きを変える。
というように動作を分けてみてください。
動作をゆっくりにするというより、腰だけで方向を変えないことがポイントです。
セルフケアは腰を伸ばすより股関節から曲がる感覚を確認します
ぎっくり腰が心配だからと、腰を大きく反らしたり何度もストレッチしたりする必要はありません。
痛みがない時は、立った状態で股関節の動きを確認してみましょう。
両足を腰幅程度に開き、両手を脚の付け根へ当てます。
膝を少しゆるめ、お尻を後ろへ引きながら、手を当てた部分から身体が折れるように軽く前へ傾けます。
深く倒す必要はありません。
2〜3回行い、腰だけが丸まっていないか、脚の付け根が動いているかを感じてみてください。
これは腰を柔らかくするためではなく、物を取る時に股関節を使う感覚を確認するための動きです。
腰に痛みが出る場合は行わないでください。
生理前の不調と急な腰痛は相談先を分けて考えましょう
生理前後の体調不良が強く、毎月日常生活に支障が出ている場合は、婦人科など医療機関で相談することも大切です。
また、突然強い腰痛が出た場合でも、足のしびれや力の入りにくさが強い、歩くことが難しい、排尿や排便に異常がある、安静にしていても強い痛みが続く場合などは医療機関への相談を優先してください。
生理前だから、ぎっくり腰だからと一つの言葉ですべてを判断しないことが大切です。
整骨院元菊陽町光の森院では不安になった動作まで確認します
整骨院元菊陽町光の森院では、ぎっくり腰が心配な方に対して、腰の状態だけでなく、かがむ、持つ、立ち上がる、方向を変えるといった動作も確認します。
特に過去にぎっくり腰を経験している方では、痛みを避けようとして身体を固めていることもあります。
生理前後の体調についても伺いながら、整骨院で確認する身体の負担と、医療機関へ相談した方がよい体調の変化を分けて考えていきます。
「またなるかも」と感じた日にこそ普段の動きを小さく観察しましょう
生理前に腰が重くなると、以前のぎっくり腰を思い出して不安になることがあります。
そんな日は、腰を何度も動かして確認するより、普段の生活を少し丁寧に見てみてください。
床の物を取った後に勢いよく立っていないか。
着替えで無理に片脚立ちしていないか。
物を持ちながら腰をひねっていないか。
身体を守ろうとして一日中力を入れていないか。
生理前の身体の変化と、腰へ負担がかかる動作は同じものではありません。
「またぎっくり腰になるかもしれない」という不安だけで動きを減らすのではなく、その日の身体に合わせて動作を一つずつ選び直すことが、腰と付き合うための現実的な方法になります。























