頭を横に傾けると片側の首だけ張る時は左右の動き方を比べてみよう

首を右へ傾けた時は平気なのに、左へ傾けると右側の首が強く張る。

鏡を見ると左右で動き方が違う気もして、「首が歪んでいるのかな」と気になる方もいると思います。

頭を横へ傾ける動きでは、首の関節だけでなく、首から肩につながる筋肉や肩の位置、上半身の支え方も関わります。左右差があるからといって、すぐに異常と考える必要はありませんが、どちらへ傾けた時に、どこが張るのかを比べると身体の特徴が見つけやすくなります。

今回は、首を左右へ回す動きではなく「横へ傾ける動き」に絞って考えていきます。

頭を傾けると反対側の首が伸ばされます

頭を右へ傾けると、左側の首から肩にかけては伸ばされる方向へ動きます。

反対に左へ傾ければ、右側が伸ばされます。

そのため「右の首が張る」と感じても、右へ傾けた時なのか、左へ傾けた時なのかで身体に起きていることは違います。

右へ傾けた時に右側がつまるように感じる。
左へ傾けた時に右側が引っ張られる。
どちらへ動かしても右側だけ気になる。

同じ「右首の張り」でも分けて考えることができます。

首の左右差を見る時は、どちら側がつらいかだけでなく、どちらへ動かした時に出るのかまで覚えておくと分かりやすくなります。

首を傾けた時に肩まで一緒に上がっていませんか

頭を横へ傾けようとすると、片側の肩まで持ち上がる方がいます。

本人は首だけを動かしているつもりでも、肩をすくめるような動きが加わっています。

特にデスクワークやスマートフォン操作などで、普段から片側の肩へ力が入りやすい場合は、左右で動かし方が違って見えることがあります。

例えば右へ頭を傾ける時だけ右肩も上がるなら、首の動く範囲だけを比べるのではなく、肩を使って動きを補っていないかも見てみましょう。

肩を無理に下げる必要はありません。

「右は肩が動く」「左は首だけ動く」と違いに気づくだけでも、左右差を考える材料になります。

電話やスマホの持ち方が左右差を作ることもあります

首を横へ傾ける動作は、ストレッチの時だけ行うものではありません。

仕事中に受話器を肩と耳ではさむ。
スマートフォンを見ながら頭を片側へ傾ける。
ソファーで肘をつきながらテレビを見る。

こうした姿勢でも首は横へ傾いています。

いつも同じ側で行っていると、一日の中で片方向へ傾いている時間が長くなることがあります。

だからといって、必ずそれが首の張りの原因になるとは限りません。

ただ、「左へは傾けやすいのに右へは動かしにくい」という方は、普段どちらへ頭を傾ける時間が多いのかを振り返ってみる価値があります。

首の付け根ではなく肩に近い場所が張ることもあります

頭を横へ傾けた時の張りを「首」と感じていても、実際には肩に近い部分まで広く気になっていることがあります。

首と肩は完全に別々に動いているわけではありません。

首から肩甲骨や鎖骨周辺につながる筋肉もあるため、肩の位置が左右で違えば、頭を傾けた時の感じ方も変わる場合があります。

片側だけバッグを持つ。
片肘を机につく。
片手でマウスを長く操作する。

こうした生活の積み重ねも確認材料です。

「首が硬いから首だけ伸ばせばよい」と決めず、肩の高さや腕の使い方まで合わせて考えてみましょう。

左右差は動く角度より「動き方」を見てください

鏡の前で首を傾けると、「右の方が傾かない」と角度が気になるかもしれません。

ただ、自宅で角度を正確に測る必要はありません。

それよりも、

肩が一緒に上がるか。
身体ごと横へ傾くか。
途中から首がつまる感じがするか。
反対側が強く引っ張られるか。

といった動き方を比べてみてください。

同じくらい頭が傾いていても、片側だけ肩を大きく使っていれば、身体の使い方は左右で異なります。

左右差を見る目的は、「どちらが悪い」と決めることではありません。

自分がどんな方法で動いているのかを知ることです。

セルフチェックは強く伸ばさず小さく行いましょう

椅子へ座り、両足を床につけます。

肩の力を抜き、顔は正面へ向けます。

そのまま右耳を右肩へ近づけるように、頭をゆっくり傾けます。

限界まで倒さず、「首のどこが動いているか分かる程度」で止めてください。

正面へ戻ったら左側も同じように行います。

左右2〜3回ずつで十分です。

この時、

どちら側が動かしやすいか
肩が一緒に上がらないか
首のどの場所が張るか

を確認します。

手で頭を押して強く伸ばしたり、反動をつけたりする必要はありません。

痛みが強くなる、腕へのしびれが出る、めまいや吐き気を伴う場合は中止してください。

光の森院では左右の角度だけではなく動きの違いを見ます

整骨院元菊陽町光の森院では、片側の首が張る方について、首が何度動くかだけで身体の状態を判断しません。

頭を傾けた時の肩の動き、首から肩にかけての緊張、座った姿勢での左右差などを比べながら、どの動作で片側へ負担が集まりやすいのかを確認します。

急に首を動かしにくくなった、強い痛みが続く、腕のしびれや力の入りにくさがある、転倒や事故の後から症状が出た場合などは、セルフケアだけで様子を見ず医療機関での確認も検討してください。

片側が張ったら「どちらへ傾けた時か」まで覚えておきましょう

首の右側が張ると、「右首が悪い」と考えがちです。

しかし、右へ傾けた時につまるのか、左へ傾けた時に伸ばされて張るのかでは、同じ右側の違和感でも動きは違います。

さらに肩が一緒に上がるのか、身体まで傾くのかでも見方は変わります。

次に片側の首が気になった時は、すぐに強くストレッチする前に、

「どちらへ傾けた時に出たのか」

を一度確認してみてください。

左右を完全に同じ動きへそろえることより、自分の首がどの方向で動きにくく、どんな方法で補っているのかを知ることが、首の負担を考える手がかりになります。

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