骨盤矯正のあとに戻った感じがするなら日常の姿勢も確認

骨盤矯正を受けた直後は身体が軽く感じたのに、数日すると「また元に戻った気がする」。

40代になって腰まわりや姿勢が気になり始めると、このように感じる女性もいると思います。

ただし、「戻った感じ」があるからといって、骨盤の骨が簡単にずれて元へ戻ったと考える必要はありません。立つ・座るといった毎日の姿勢で同じ側へ負担をかけ続けると、筋肉の使い方や身体の支え方がいつもの状態へ戻り、以前と似た感覚が出ることがあります。

骨盤矯正だけを見るのではなく、その後の生活でどの姿勢を長く続けているかまで確認してみましょう。

骨盤は「正しい位置に固定するもの」ではありません

骨盤という言葉を聞くと、左右が完全にそろった状態が正しく、そこから外れると「歪んでいる」と考えやすいかもしれません。

しかし、骨盤は座る、立つ、歩く、身体をひねるといった動作に合わせて動いています。

立っている時と椅子に座っている時でも、骨盤の傾きは同じではありません。

大切なのは、一つの位置へ固定することではなく、必要な時に身体を動かし、左右へ負担を分けられることです。

骨盤矯正を考える時も、「正しい位置を保ち続ける」というより、普段どの姿勢へ偏りやすいのかを知る視点を持ってみてください。

立っている時にいつも同じ脚へ寄っていませんか

料理をしている時。
洗面台の前に立っている時。
職場で人と話している時。

何気なく立っている場面で、毎回同じ脚へ体重を乗せていることがあります。

片脚へ体重を預ける姿勢そのものが悪いわけではありません。問題になりやすいのは、長時間ほとんど反対側へ移さないことです。

片側で身体を支える時間が長くなると、骨盤まわりや腰、股関節の筋肉も左右で使われ方が変わります。

骨盤矯正後に「また身体が傾いている気がする」と感じる方は、鏡で左右の高さを何度も確認するより、立っている時にどちらの足へ乗っているかを見てみましょう。

座る時は足を組むことだけが問題ではありません

「骨盤が気になるなら足を組まない方がいい」と考える方も多いです。

しかし、座り方を見る時は足を組むかどうかだけでは足りません。

椅子の片側だけに寄る。
片方のお尻へ体重を乗せる。
いつも同じ肘を机につく。
身体を少しひねったままパソコンを見る。

こうした姿勢もあります。

30分足を組んだから骨盤が大きく変わる、と単純に考える必要はありません。

それよりも、仕事中に何時間もほぼ同じ方向へ身体を預けていないかを確認する方が、日常の身体のクセを見つけやすくなります。

「良い姿勢を保つ」より姿勢を変えられることが大切です

骨盤を意識し始めると、座っている時に「骨盤を立てよう」と頑張る方がいます。

背すじを伸ばし、お腹へ力を入れ、両足をそろえて動かない。

一見きれいな姿勢でも、この状態を長く続ければ身体は疲れます。

どの姿勢でも、同じ形のまま長時間過ごせば筋肉には負担がかかります。

仕事中なら、

少し深く座る。
浅く座り直す。
一度立つ。
左右のお尻へ体重を移す。

このように姿勢そのものを変えていく方が現実的です。

「崩れない姿勢」より「固まらない姿勢」を目指してみてください。

骨盤矯正後に確認したいのは身体の軽さだけではありません

施術後に身体が軽く感じても、その感覚だけで身体の状態を判断するのは難しいものです。

確認したいのは、日常動作がどう変わったかです。

立っている時に片脚へ寄りにくくなった。
椅子から立つ時に腰へ力を入れなくなった。
長く座った後でも歩き出しが楽になった。

こうした変化があるかを見る方が、普段の身体の使い方を把握しやすくなります。

反対に、施術後も毎日同じ側へ体重を預け、同じ姿勢を長時間続けていれば、以前と似た疲れ方を感じることもあります。

骨盤矯正を「一度整えれば終わり」と考えるのではなく、日常動作を確認するきっかけとして考えてみましょう。

1日の終わりに左右の体重移動を確認してみましょう

特別なストレッチをしなくても、立ち方のクセは簡単に確認できます。

両足を腰幅程度に開いて立ちます。

そのまま身体を大きく傾けず、右足へ少し体重を移します。中央へ戻したら、次は左へ移します。

左右2〜3回ずつ行ってください。

どちらか一方だけ乗りやすい、反対側へ移ると身体をひねりたくなる、といった違いがないかを見ます。

左右を完全に同じにすることが目的ではありません。

普段使っていない方向にも身体を移せるかを確認するためのセルフチェックです。腰や股関節に痛みが出る場合は行わないでください。

骨盤だけでなく腰や股関節の動きも一緒に見ます

整骨院元菊陽町光の森院では、骨盤矯正が気になる方でも、骨盤の位置だけを確認するわけではありません。

立った時の左右の体重移動、座った時の身体の傾き、股関節や腰の動きなどを見ながら、普段どこへ負担が集まりやすいかを整理します。

「骨盤を整えたのに戻った」と感じる時も、骨盤だけではなく、その後の立ち方や座り方まで見ることで身体の状態を考えやすくなります。

強い腰痛やしびれ、脚の力が入りにくいなどの症状がある場合は、骨盤の問題と決めつけず医療機関への相談も検討してください。

戻らない姿勢を作るより偏りに気づける身体を目指しましょう

朝から夜まで、一度も姿勢を崩さず生活することはできません。

立てば体重は左右へ移ります。
座れば骨盤の傾きも変わります。
疲れれば楽な側へ身体を預けることもあります。

それ自体をすべて悪いクセと考える必要はありません。

見直したいのは、「いつも同じ側」「長時間同じ形」になっていないかということです。

骨盤矯正を受けた後に戻ったように感じるなら、身体を無理にまっすぐ固定するのではなく、料理中はどちらの脚へ乗っているか、仕事中はどちらのお尻へ寄っているかを一度観察してみてください。

骨盤を一つの位置へ留めようとするより、必要に応じて姿勢を変えられる身体でいることが、日常の負担を考えるうえで大切です。

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