肩甲骨はがしに興味がある方へ知ってほしい背中の動き
肩甲骨はがしという言葉を見て、気になったことはありませんか。
肩甲骨が背中に張りついているのか。
はがすと肩が軽くなるのか。
自分でも強く動かした方がよいのか。
20代男性の方で、デスクワーク、スマホ、ゲーム、筋トレ、スポーツなどが重なり、肩甲骨まわりの硬さを感じる方がいます。動画やSNSで肩甲骨はがしを知り、「自分にも必要なのかな」と感じることもあると思います。
肩甲骨はがしは、肩甲骨そのものを本当に骨からはがすものではありません。肩甲骨のまわりにある筋肉のコリや背中の硬さを見ながら、肩甲骨が動きやすい状態を目指す考え方です。大切なのは、強く押すことより、なぜ肩甲骨が動きにくくなるのかを知ることです。
今回は、肩甲骨はがしとは何か、そもそも肩甲骨はなぜ動くのかを整理していきます。
肩甲骨は背中の上で動く骨です
肩甲骨は、背中の左右にある平たい骨です。
腕を動かす時、この肩甲骨も一緒に動きます。
腕を前へ伸ばす。
横から上げる。
後ろへ引く。
物を投げる。
腕立て伏せをする。
このような動作では、腕だけでなく肩甲骨も背中の上で位置を変えています。
肩甲骨が動くことで、腕は広い範囲へ動かしやすくなります。反対に、肩甲骨まわりが硬くなると、腕を動かす時に肩や首が代わりに頑張りやすくなります。
肩甲骨は、背中にただ置かれている骨ではありません。腕の動きを助けるために、見えないところで働いています。
肩甲骨はがしは強くはがすことではありません
肩甲骨はがしという言葉は、少しインパクトがあります。
そのため、肩甲骨を強く押し込んだり、無理に引きはがしたりするイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、肩甲骨は骨と骨が接着しているわけではありません。肩甲骨のまわりには、首、背中、胸、腕につながる筋肉が多くあります。その筋肉がこわばることで、肩甲骨が動きにくく感じることがあります。
つまり、肩甲骨はがしで見たいのは、肩甲骨そのものより、肩甲骨が動くための周辺環境です。
強く押せばよいというものではありません。力を入れすぎると、首肩に余計な緊張が入り、かえって動きにくく感じることもあります。
20代でも肩甲骨が固まる生活は多くあります
肩甲骨まわりの硬さは、年齢を重ねた方だけに起こるものではありません。
20代でも、スマホやパソコンを見る時間が長いと、肩甲骨は動きにくくなります。画面を見る時は腕が前に出て、背中が丸まりやすいです。その姿勢が続くと、肩甲骨が外へ開いた位置で固まりやすくなります。
さらに、筋トレやスポーツをしている方でも、肩甲骨が十分に動いているとは限りません。胸や腕の筋肉ばかり使い、背中をうまく動かせていない場合もあります。
鍛えているのに肩まわりが重い。腕を上げると首が疲れる。背中を寄せようとしても肩がすくむ。このような方は、肩甲骨の動き方を見直すきっかけになります。
肩甲骨は腕の土台として働いています
肩甲骨は、腕を動かす時の土台です。
たとえば、腕を上へ伸ばす時、肩甲骨は上向きに回るように動きます。腕を後ろへ引く時は、背中の中心へ近づくように動きます。腕を前へ出す時は、肩甲骨も外側へ動きます。
この土台が動きにくいと、肩の関節だけで腕を動かそうとします。すると、肩の奥がつまる、首肩が疲れる、腕の動きが重いといった違和感につながることがあります。
肩甲骨はがしに興味がある方は、肩甲骨を大きく動かすことだけでなく、腕の動きに合わせて自然に動けているかを考えてみましょう。
肩甲骨を寄せるだけでは足りないことがあります
肩甲骨を動かそうとして、肩甲骨を中央へ寄せる動きをする方は多いです。
背中をギュッと寄せる。
胸を大きく張る。
肩を後ろへ引く。
力いっぱい姿勢を正す。
この動きで一時的にすっきりすることもあります。けれど、肩がすくんだり、腰が反ったりする場合は注意が必要です。
肩甲骨は、寄せるだけでなく、上へ動く、外へ動く、下がる、回るなど、いろいろな方向へ動きます。寄せる動きだけを繰り返すと、かえって力みが強くなる場合があります。
大切なのは、肩甲骨を無理に動かすことではなく、首肩に力を入れずに背中の上で滑るように動けるかです。
自宅で試すなら壁を使って小さく確認しましょう
肩甲骨はがしに興味があっても、自分で強く押す必要はありません。
まずは、肩甲骨が動いているかを小さく確認してみましょう。
壁の前に立ち、肘から手のひらまでを軽く壁につけます。肩をすくめないようにして、肘を少しだけ上へ滑らせます。痛みが出るところまで上げる必要はありません。
次に、肘をゆっくり元の位置へ戻します。この時、首に力が入っていないか、腰を反らせていないかを確認します。
回数は3〜5回程度で十分です。目的は肩を鍛えることではなく、腕を動かす時に肩甲骨が一緒に動いているかを感じることです。
違和感が強くなる場合は、無理に続けないでください。
デスクやスマホの姿勢も肩甲骨の動きを止めます
肩甲骨を動かすセルフケアをしても、普段の姿勢が長く固まっていると戻りやすいです。
デスクに肘をつき、画面へ顔を近づける。
スマホを胸の前で持ち続ける。
椅子に浅く座り、背中を丸める。
片側の肘だけで身体を支える。
このような姿勢では、肩甲骨が動く時間が少なくなります。
肩甲骨はがしを考えるなら、ケアの時間だけでなく、1日の中で肩甲骨が止まっている時間を減らすことも大切です。作業の合間に一度腕を下ろし、肩をすくめず息を吐く。それだけでも背中の力みを抜くきっかけになります。
強い痛みやしびれがある時は無理をしないでください
肩甲骨まわりの硬さは、筋肉のコリや姿勢、腕の使い方が関係することがあります。ただし、腕や手にしびれがある、力が入りにくい、肩や背中に強い痛みが続く、頭痛や吐き気が強い場合は注意が必要です。
そのような時は、肩甲骨を強く動かしたり、無理に押したりせず、専門機関へ相談することも考えてください。
整骨院元菊陽町光の森院で見る肩甲骨の動き
整骨院元菊陽町光の森院では、肩甲骨まわりの硬さに対して、肩甲骨の動き、首肩の緊張、背中の丸まり、腕の使い方を確認します。
肩甲骨はがしに興味がある方でも、強く動かすことが合うとは限りません。施術では筋肉のコリや骨格の歪みを見ながら、日常や運動で肩甲骨を使いやすい身体の状態を目指します。
肩甲骨はがしを知ることは背中の使い方を見直すきっかけです
肩甲骨はがしは、肩甲骨を本当に引きはがすものではありません。
肩甲骨が動きにくくなっている背景を見て、背中や肩、腕が動きやすい状態を目指す考え方です。
20代でも、スマホ、デスクワーク、筋トレ、スポーツの使い方によって、肩甲骨まわりは固まりやすくなります。
強く押す前に、肩がすくんでいないか。
腕を上げる時に首まで力んでいないか。
背中を寄せるだけの動きになっていないか。
まずは、小さな確認から始めてみましょう。肩甲骨が背中の上で自然に動く感覚を知ることが、首肩や背中の不調を見直す入口になります。























