鎖骨の役割とは?肩や腕の動きとの関係を解説

鏡を見ると、首の下から肩の方へ伸びている細い骨があります。
それが鎖骨です。

鎖骨は見た目では小さな骨に見えますが、肩や腕を動かす時には大切な働きをしています。腕を上げる、前へ伸ばす、荷物を持つ、服を着替える。このような何気ない動作でも、鎖骨は肩や肩甲骨と一緒に動き、腕が動きやすいように支えています。

鎖骨は、胸と肩をつなぐ橋のような存在です。鎖骨の動きが少なくなると、肩甲骨や腕の動きも制限されやすくなり、肩こり、首の重さ、腕の上げにくさにつながることがあります。

光の森周辺でも、肩こりだと思っていた不調が、実は鎖骨まわりのこわばりや腕の使い方と関係していたと感じる方がいます。たとえば、仕事でパソコン作業が続き、帰宅後もスマホを見る時間が長い方では、首の前側から鎖骨まわりが詰まるように重くなり、肩まで動かしにくくなることがあります。

今回は、鎖骨が肩や腕の動きにどう関係しているのかを、日常の動作から見ていきます。

鎖骨は肩を浮かせるための土台です

腕は、肩だけで身体についているわけではありません。肩甲骨、鎖骨、胸の前側、背中の筋肉が協力して動いています。

その中で鎖骨は、肩を胸の前から支えるような役割を持っています。腕を上げる時、鎖骨もわずかに動きます。腕を前に伸ばす時も、肩が前へ動くのに合わせて鎖骨まわりが働きます。

もし鎖骨まわりが硬くなっていると、肩が自由に動きにくくなります。すると腕を上げる時に肩だけが頑張り、首や肩甲骨まわりまで重く感じやすいです。

鎖骨は目立たない場所ですが、肩を楽に動かすための土台として考えると分かりやすいです。

スマホ姿勢で鎖骨まわりは狭くなりやすいです

スマホを見る時、顔が下を向き、背中が丸まり、肩が前へ入りやすくなります。この姿勢が続くと、胸の前側が縮こまり、鎖骨まわりの動きも小さくなります。

鎖骨の下あたりが詰まるように感じる。首の前側がつっぱる。肩を回してもすっきりしない。こうした違和感は、肩だけでなく胸の前側や鎖骨まわりのこわばりが関係していることがあります。

肩こりが気になる時、肩の上ばかり揉みたくなる方は多いです。けれど、スマホ姿勢が長い方は、鎖骨の下や胸の前側が縮こまっていないかも見直したいところです。

バッグや荷物の持ち方でも鎖骨に負担がかかります

片側の肩にバッグをかける。重い買い物袋を同じ手で持つ。リュックの肩ひもを強く締める。

このような動作でも、鎖骨まわりには負担がかかります。

肩にバッグをかけると、肩を少しすくめるような姿勢になりやすいです。落ちないように無意識に肩へ力を入れるため、首から鎖骨、肩の上まで緊張しやすくなります。

いつも同じ側で荷物を持つ方は、左右の鎖骨まわりの動きにも差が出やすいです。片側だけ首肩が重い、肩甲骨の内側まで張るという方は、荷物の持ち方も確認してみましょう。

鎖骨が動きにくいと腕の動きにも影響します

腕を前へ伸ばす時、肩は前へ動きます。腕を上へ伸ばす時、肩甲骨も一緒に動きます。その動きの中で、鎖骨も小さく位置を変えています。

ところが、鎖骨まわりが硬いと、腕を上げる途中で肩がつまるように感じることがあります。高いところの物を取る時、服を脱ぐ時、髪を結ぶ時に肩の動きが重いと感じる方もいます。

この時、肩だけを強く回したり、無理に腕を引っ張ったりすると、かえって首肩に力が入ることがあります。鎖骨まわりが動きやすくなると、肩や腕の動きも自然に広がりやすくなります。

呼吸が浅い日ほど鎖骨まわりが固まりやすいです

忙しい時や疲れている時、呼吸が浅くなることがあります。呼吸が浅い状態では、胸の前側が広がりにくくなり、鎖骨まわりも動きにくくなります。

特に、仕事中に緊張している方、スマホやパソコンを見る時間が長い方、肩に力が入りやすい方は、呼吸が小さくなりがちです。

鎖骨の下に手を軽く置き、ゆっくり息を吐いてみてください。息を吐く時に肩が少し下がり、胸の前側の力が抜ける感覚があれば十分です。

無理に胸を張る必要はありません。鎖骨まわりを動かしたい時は、まず呼吸で力を抜くことから始めると続けやすいです。

鎖骨まわりをゆるめる時は強く押さないでください

鎖骨まわりが重いと、指で強く押したくなる方もいます。ただ、鎖骨の周辺はデリケートな場所です。強く押したり、無理にゴリゴリ揉んだりする必要はありません。

自宅で行うなら、鎖骨そのものを押すのではなく、姿勢と呼吸を整える程度にしましょう。

椅子に座り、足裏を床につけます。あごを軽く引き、肩をすくめないようにします。そのまま口からゆっくり息を吐きます。次に、肘を身体の横に置いたまま、肩を小さく後ろへ引いて戻します。

大きく動かすより、鎖骨まわりに余計な力が入らない位置を探すことが大切です。

肩や腕の違和感が強い時は無理をしないようにしましょう

鎖骨まわりのこわばりは、姿勢や筋肉のコリ、肩甲骨の動きと関係していることが多いです。ただし、腕や手にしびれがある、力が入りにくい、急に強い痛みが出た、転倒や事故の後から肩や鎖骨まわりが痛む場合は注意が必要です。

そのような時は、無理に動かしたり強く揉んだりせず、早めに専門機関へ相談することも考えてください。

整骨院元菊陽町光の森院で見る鎖骨と肩の関係

整骨院元菊陽町光の森院では、肩の不調を見る時に、肩だけでなく首、鎖骨まわり、肩甲骨、背中、腕の使い方も確認します。

鎖骨まわりが硬い方は、肩を回してもすぐ重さが戻ることがあります。施術では筋肉のコリや骨格の歪みを見ながら、日常で肩や腕に負担をかけにくい動き方もお伝えしています。

鎖骨は肩や腕を動かす時の小さな通り道です

鎖骨は、普段あまり意識しない骨かもしれません。けれど、腕を上げる、荷物を持つ、スマホを見る、服を着替えるといった動きの中で、肩や腕を支えるために働いています。

肩こりだと思っていた重さが、鎖骨まわりのこわばりや呼吸の浅さ、肩甲骨の動きに関係していることもあります。

まずは、スマホを見る時に肩が前へ入っていないか。バッグをいつも同じ側で持っていないか。呼吸が浅くなっていないかを確認してみてください。

鎖骨まわりが楽に動くと、肩や腕も動かしやすく感じることがあります。肩だけを揉む前に、鎖骨という小さな通り道にも目を向けてみましょう。

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