ストレスで体が重い…整骨院でできる自律神経リセット術

「しっかり寝ているのに体が重い」「疲れが抜けず、朝からだるさが残る」「原因がはっきりしない不調が続いている」
このような症状に悩まされている方は、自律神経の乱れが関係している可能性があります。近年、仕事や家庭、人間関係によるストレスの影響で、体の重さや不調を感じる方が増えています。

20年以上、延べ15,000人以上の身体の悩みに向き合ってきた柔道整復師の経験から、ストレスによる体の重さの正体と、整骨院でできる自律神経リセット術について詳しくお伝えします。

ストレスで体が重く感じる原因とは

ストレスを受け続けると、自律神経のうち「交感神経」が過剰に働きやすくなります。本来、交感神経と副交感神経はバランスを取りながら体を調整していますが、このバランスが崩れることで、全身の筋肉が緊張しやすくなります。

特に、首・肩・背中・腰といった部位は、ストレスの影響を受けやすく、筋肉のコリが慢性化しやすい傾向があります。筋肉が硬くなると血流が低下し、酸素や栄養が行き渡りにくくなるため、「体が重い」「動くのが億劫」といった感覚につながりやすくなります。

骨格の歪みが自律神経に与える影響

ストレス状態が続くと姿勢が崩れやすくなり、猫背や反り腰などの骨格の歪みが起こりやすくなります。背骨は自律神経の通り道でもあるため、歪みが生じることで神経への刺激が強くなり、自律神経の乱れを助長しやすくなります。

特に首や背中の歪みは、頭の重さを支える負担が増し、肩や背中の重だるさとして感じやすくなります。こうした状態では、休んでも体が軽くなりにくく、不調を繰り返しやすくなります。

筋肉の神経圧迫と体の重さの関係

筋肉のコリが強くなると、その周囲を通る神経が圧迫されやすくなります。神経が刺激されることで、だるさや違和感、体の重さを感じやすくなるケースも少なくありません。

また、神経への圧迫が続くと、脳が常に緊張状態を感知し、リラックスしにくくなります。これが自律神経の切り替えを妨げ、体と心の両面に不調が現れやすくなる原因の一つと考えられます。

整骨院で行う自律神経リセットの考え方

整骨院での自律神経リセット術は、単にリラックスを目的とするものではありません。骨格の歪みや筋肉のコリを整え、神経への負担を減らすことで、自律神経が本来の働きをしやすい環境を整えていきます。

背骨や骨盤のバランスをやさしく調整し、過度に緊張した筋肉を緩めることで、交感神経の過剰な働きが落ち着きやすくなります。その結果、呼吸が深くなり、体の重さが軽減されやすくなります。

自律神経を整える施術で期待できる変化

整骨院での施術を通じて、首や肩、腰まわりの緊張が和らぐと、血流が改善されやすくなります。血流が整うことで、体全体に酸素が行き渡りやすくなり、重だるさや疲労感が軽く感じられる方も多いです。

また、自律神経が安定しやすくなることで、睡眠の質が向上し、「朝の体の重さが減った」「日中の集中力が続きやすくなった」と感じるケースも見られます。

日常生活でできる自律神経ケアも重要

整骨院での施術とあわせて、日常生活の過ごし方も自律神経には大きく影響します。長時間同じ姿勢を続けないこと、深呼吸を意識すること、スマホやパソコンから適度に離れる時間を作ることも大切です。

特に就寝前は、首や肩を軽く温めることで筋肉のコリが和らぎ、自律神経がリラックスモードへ切り替わりやすくなります。

ストレスによる体の重さを感じたら早めの対応を

「そのうち良くなるだろう」と我慢を重ねると、自律神経の乱れや骨格の歪みが慢性化し、不調が長引きやすくなります。体の重さは、身体からの大切なサインでもあります。

整骨院元菊陽町光の森院では、ストレスによる体の重さや自律神経の乱れに対して、身体全体のバランスを丁寧に確認し、一人ひとりに合わせた施術を行っています。日常生活でのセルフケアや姿勢のアドバイスも含め、無理のないサポートを心がけています。

まとめ｜体の重さは自律神経からのSOS

ストレスによる体の重さは、自律神経の乱れ、筋肉のコリ、骨格の歪みが複雑に関係して起こりやすい不調です。薬に頼らず、身体の土台から整えていくことで、症状が和らぎやすくなります。

「最近、体が重い」「理由の分からない不調が続いている」と感じた時こそ、自律神経をリセットするタイミングかもしれません。無理をせず、身体と向き合う一歩として、専門的な視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。