寝ても取れないむくみの正体の原因とケア方法

「しっかり寝たはずなのに、朝から足が重い」「顔やふくらはぎのむくみが一日中残っている」このような悩みを抱えている方は少なくありません。本来、むくみは睡眠中に軽減しやすいものですが、寝ても取れないむくみには、身体の内側にいくつかの原因が隠れている場合があります。
20年以上、数多くの身体の不調と向き合ってきた柔道整復師の視点から、寝ても取れないむくみの正体と、日常で取り入れやすいケア方法について詳しくお伝えします。

寝ても取れないむくみの正体とは

むくみとは、血液やリンパの流れが滞り、余分な水分が皮下に溜まった状態を指します。一時的なむくみであれば休息で軽減しやすいですが、慢性的に続く場合は、骨格の歪みや筋肉のコリ、自律神経の乱れが関係していることが多いです。

特に、長時間のデスクワークや立ち仕事が続く方は、下半身の筋肉が硬くなり、ポンプ作用が低下しやすくなります。その結果、血流やリンパの循環が悪くなり、寝ても取れないむくみへとつながりやすくなります。

骨格の歪みとむくみの深い関係

骨盤や背骨に歪みが生じると、血管やリンパ管が圧迫されやすくなります。すると、下半身や顔に水分が溜まりやすくなり、むくみが慢性化しやすくなります。
特に骨盤の傾きは、脚の付け根周辺の流れを滞らせやすく、ふくらはぎや足首のむくみが取れにくくなる原因の一つと考えられます。

筋肉のコリによる循環不良

ふくらはぎや太もも、腰回りの筋肉のコリが強くなると、血液を心臓へ戻す力が弱まり、下半身に水分が溜まりやすくなります。
また、肩や首の筋肉が硬くなることで、上半身の循環が悪くなり、顔のむくみが目立つケースもあります。むくみは「水分の問題」と思われがちですが、実際には筋肉の状態が大きく関係しています。

自律神経の乱れがむくみを長引かせる理由

睡眠不足やストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れ、血管の収縮と拡張がうまく働かなくなります。その結果、体内の水分調整がスムーズに行われず、寝てもむくみが残りやすくなります。
特に夜更かしやスマホの見過ぎは、自律神経を刺激し、むくみを悪化させやすいため注意が必要です。

寝ても取れないむくみを和らげるケア方法

まず大切なのは、下半身の血流を促すことです。寝る前に足首をゆっくり回したり、ふくらはぎを軽くさすったりするだけでも、循環が整いやすくなります。
次に、湯船に浸かって身体を温めることも効果的です。温熱により血管が広がり、筋肉のコリが和らぐことで、むくみの軽減につながります。

また、寝る姿勢にも注意が必要です。仰向けで寝る際に、クッションやタオルを足元に入れて心臓より少し高くすると、余分な水分が戻りやすくなります。

日中の過ごし方もむくみ対策のカギ

むくみは夜だけの問題ではありません。日中に同じ姿勢が続くと、筋肉が固まり循環が滞りやすくなります。
1時間に一度は立ち上がる、かかとの上げ下げを行うなど、簡単な動きを取り入れることで、むくみが溜まりにくい身体づくりにつながります。

慢性的なむくみは専門的な視点も重要

セルフケアを続けてもむくみが改善しにくい場合、骨格の歪みや筋肉バランス、自律神経の状態を総合的に見直すことが大切です。
整骨院元菊陽町光の森院では、むくみの原因を表面的な水分だけで判断せず、身体全体の状態を丁寧に確認しながら施術を行っています。日常生活での姿勢やケア方法のアドバイスも受けられるため、不安を感じている方にも安心です。

まとめ|寝ても取れないむくみは身体からのサイン

寝ても取れないむくみは、筋肉のコリ、骨格の歪み、自律神経の乱れなどが重なって起こりやすい身体のサインです。放置せず、日常のケアと身体のバランスを意識することで、むくみは和らぎやすくなります。
「年齢のせい」「体質だから」と諦めず、できることから少しずつ取り入れていくことが、軽やかな身体への第一歩です。

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