ぎっくり腰の原因は筋肉?骨?仕組みと予防法を徹底解説
突然腰が動かせなくなる「ぎっくり腰」。正式には急性腰痛症と呼ばれ、重い物を持ったときや、ちょっとした動作の際に起こることが多いです。発症すると立ち上がることさえ難しくなるため、多くの方が恐れる腰のトラブルの一つです。では、ぎっくり腰は筋肉が原因なのか、それとも骨に関係するのか。ここでは整骨院元菊陽町光の森院の経験をもとに、仕組みと予防法をわかりやすく解説します。
ぎっくり腰の主な原因とは?
① 筋肉の疲労や損傷
長時間のデスクワークや立ち仕事、無理な動作で腰の筋肉に大きな負担がかかり、筋繊維に細かな損傷が起きることがあります。これがぎっくり腰の大きな要因です。特に筋肉の柔軟性が低下していると起こりやすくなります。
② 椎間関節や靭帯のトラブル
腰骨(腰椎)を支える関節や靭帯に急な力が加わると、炎症や小さな損傷が発生し、激しい痛みを引き起こします。骨自体が折れるわけではなく、周囲の組織に負担が集中するのが特徴です。
③ 姿勢や骨格のゆがみ
猫背や反り腰など、普段から姿勢が乱れていると腰にかかる負担が偏り、ぎっくり腰のリスクを高めます。骨盤や背骨のバランスが崩れている方は特に注意が必要です。
ぎっくり腰が起こる仕組み
腰は体の中心であり、重い頭や上半身を支えています。そのため少しの動作でも大きな負荷がかかりやすい部位です。普段の疲労や姿勢の乱れで筋肉や関節が限界に近づいているときに、前かがみや急なひねりなどが加わると「プツン」と限界を超えて痛みが出るのです。
予防のためにできること
① 日常での姿勢改善
背中を丸めた姿勢や、片方に体重をかけるクセは腰を弱めます。椅子に深く腰かけ、骨盤を立てて座る習慣をつけましょう。
② 筋肉の柔軟性を保つ
ストレッチや軽い運動で腰回りや太ももの筋肉をほぐしておくことが大切です。特にお尻の筋肉や太ももの裏を伸ばすと腰の負担が減ります。
③ 体幹を鍛える
腹筋や背筋をバランスよく使えるようにすると、腰椎を安定させる力が高まります。無理のない範囲でプランクや骨盤まわりのエクササイズを取り入れましょう。
④ 重い物の持ち方に注意
前かがみで持ち上げるのはNG。腰に大きな負担がかかります。膝を曲げてしゃがみ、脚の力を使って持ち上げるのが基本です。
整骨院でのサポート
「ぎっくり腰を何度も繰り返す」「慢性的に腰が弱い」といった方は、骨格のバランスや筋肉の使い方に問題があるケースが多いです。整骨院元菊陽町光の森院では、腰への負担を減らす調整やセルフケア指導を行い、再発予防をサポートしています。
まとめ
ぎっくり腰は「筋肉」だけが原因ではなく、関節や靭帯、姿勢の乱れなど複数の要素が関わっています。普段の生活習慣を見直し、柔軟性と体幹を意識することで予防が可能です。突然の激しい痛みに悩まされないために、今から日常のケアを取り入れていきましょう。