急性腰痛とぎっくり腰の違いとは?
~突然の腰の痛みにどう対応するべきか~
「急に腰が痛くなって動けない…」「これはぎっくり腰?それとも違う?」
そんな不安を抱えたことはありませんか?
似たように思われがちな「急性腰痛」と「ぎっくり腰」。実はこの2つ、まったく同じというわけではありません。違いを知っておくことで、適切な対処ができるようになります。
この記事では、整骨院元菊陽町光の森院の視点から、それぞれの違いとご自宅でできる初期対応法までわかりやすくご紹介します。
急性腰痛とは?
急性腰痛とは、ある日突然腰に強い痛みが出る状態を指します。「急に起こった腰痛」という意味で、痛みの原因はさまざまです。筋肉や靭帯、関節、椎間板などの組織に負荷がかかったことで炎症が起き、痛みにつながっている場合が多いです。
発症から4週間以内の腰痛は、すべて急性腰痛と分類されます。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰は、急性腰痛の中でも特に「突然、激しい痛みで動けなくなるタイプ」を指す通称です。欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれており、重い物を持ち上げたときや、ちょっとした動作で「ピキッ」と発症することが多いです。
いきなり腰が固まり、立つことや歩くことさえ難しくなるケースもあります。
違いを一言で表すと?
急性腰痛:突然の腰の痛み全般の総称(原因も症状も幅広い)
ぎっくり腰:急性腰痛の一種で、強い痛みと動作制限が特徴
つまり、「ぎっくり腰=急性腰痛の一部」という位置づけです。どちらも腰に無理な負荷がかかった際に起こりやすい点は共通しています。
応急処置の基本
ぎっくり腰や急性腰痛を起こした直後は、適切な対処が非常に大切です。間違った対応をしてしまうと、痛みが長引いたり、再発しやすくなったりするため注意が必要です。
発症直後のポイント
無理に動かない
痛みが出た直後は無理に動こうとせず、楽な姿勢で休みましょう。横向きで膝を軽く曲げた姿勢が多くの方にとって楽に感じられます。
冷やす
炎症が出ている初期段階では、温めずに冷やすのが基本です。保冷剤や冷たいタオルを15〜20分ほどあてて様子を見ましょう。
できるだけ早めに専門家へ
症状が強い場合や繰り返す場合は、自己判断せずに整骨院での評価が重要です。整骨院元菊陽町光の森院では、状態を確認しながら腰への負担を減らす施術や、再発を防ぐ生活指導を行っています。
痛みが和らいできたら
急性期を過ぎた後(発症から2~3日後)は、少しずつ体を動かしていくことも大切です。ずっと寝たままでは筋肉がこわばり、回復が遅れることがあります。
短時間の歩行やストレッチで体を慣らす
腰に負担をかけないよう注意しながら動く
湯船に浸かって血流を良くするのもおすすめ
ただし、痛みが強く残っている場合は無理をしないことが第一です。
再発を防ぐためには?
腰の痛みは再発を繰り返すケースが多いため、日常生活での「予防」がとても大切です。
正しい姿勢を意識する(猫背や反り腰に注意)
腰まわりの筋肉をしっかり使う(腹筋やお尻まわり)
長時間の同じ姿勢を避ける
適度な運動習慣を取り入れる
整骨院元菊陽町光の森院では、再発しやすい方に向けた姿勢改善プログラムやセルフケア指導も行っています。
まとめ
「急性腰痛」と「ぎっくり腰」は似たような症状に見えますが、実はぎっくり腰は急性腰痛の中のひとつという位置づけです。どちらも共通して、発症初期の対応が回復のカギを握ります。
もし腰の痛みが突然あらわれた場合には、無理に動かず早めのケアを心がけてください。お身体に不安を感じたときは、整骨院元菊陽町光の森院にご相談ください。安心できる対応を心がけております。