肩がだるくて重いという方はストレートネックを疑った方がいいという話

肩の痛みやだるさを感じている方、その原因の一つにストレートネックが関係しているかもしれません。ストレートネックとは、通常は前方に自然なカーブを持つ頚椎が真っ直ぐになってしまう状態を指します。この状態になると、肩や首に負担がかかり、さまざまな不調を引き起こします。今回は、ストレートネックと肩の痛みの関係について詳しく解説します。

ストレートネックとは
ストレートネックは、スマートフォンやパソコンの長時間使用など、前かがみの姿勢を続けることで発生しやすくなります。通常の頚椎は、前方に向かってC字型のカーブを描いています。このカーブが頭の重さを適切に分散し、首や肩にかかる負担を軽減する役割を果たしています。しかし、長時間にわたり悪い姿勢を続けると、頚椎が真っ直ぐになり、この自然なカーブが失われてしまうのです。

ストレートネックが肩に与える影響
頚椎が真っ直ぐになると、頭の重さが直接首や肩にかかるようになります。通常、頭の重さは約5kgほどありますが、前かがみの姿勢が続くとその重さが倍以上に感じられ、首や肩に大きな負担をかけます。このため、肩こりや首の痛み、頭痛などの症状が現れやすくなります。

また、ストレートネックが原因で血行不良が起こると、肩周辺の筋肉が硬直しやすくなります。これにより、肩がだるく感じたり、重い痛みが持続することがあります。さらに、神経が圧迫されることで、腕や手にしびれや痛みが放散することもあります。

ストレートネックの改善方法
ストレートネックを改善するためには、まず姿勢の見直しが重要です。日常生活で以下のポイントに注意することで、ストレートネックの予防や改善が期待できます。

1. 正しい姿勢を心がける
パソコンやスマートフォンを使用する際には、画面を目の高さに合わせ、背筋を伸ばした姿勢を保つことが大切です。特に、スマートフォンを使用する際は、うつむきすぎないように注意しましょう。

2. 適度な休憩を取る
長時間同じ姿勢を続けないように、1時間ごとに5～10分の休憩を取り、軽いストレッチや体を動かすことを心がけましょう。これにより、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進できます。

3. ストレッチを取り入れる
肩や首の筋肉をほぐすためのストレッチを日常的に行うと良いです。例えば、首を前後左右にゆっくりと動かすストレッチや、肩を回す運動などが効果的です。

自宅でできる簡単ストレッチ
整骨院元菊陽光の森院では、ストレートネックに効果的なストレッチを指導していますが、自宅でも簡単にできるストレッチを紹介します。

1. 首の前後ストレッチ
椅子に座り、背筋を伸ばす
首をゆっくりと前に倒し、顎を胸に近づける
そのままの状態で10秒キープ
ゆっくりと元の位置に戻す
次に、首をゆっくりと後ろに倒し、天井を見上げる
この状態で10秒キープ
これを5回繰り返す
2. 肩回し運動
椅子に座り、背筋を伸ばす
両肩を前に回すようにゆっくりと大きく回す
10回繰り返した後、今度は後ろに回す
これを1セットとして3セット行う
専門的なケアの重要性
ストレートネックは、日常生活の姿勢の改善やストレッチである程度改善できますが、根本的な改善には専門的なケアが必要な場合もあります。整骨院元菊陽光の森院では、個々の状態に合わせた治療を提供し、ストレートネックの改善をサポートしています。肩の痛みや首の違和感に悩んでいる方は、一度専門家に相談することをおすすめします。正しいケアを受けることで、肩や首の痛みを根本から改善し、快適な生活を取り戻しましょう。