急性期と慢性期とで違う四十肩五十肩の痛み方
四十肩や五十肩は、肩関節の可動域が狭まり、痛みを伴う症状として知られています。発症すると腕を上げたり、後ろに回したりする動作が難しくなり、日常生活に影響を与えます。しかし、この痛みは時期によって変化するため、段階に応じた適切な対処が重要です。ここでは、四十肩・五十肩の急性期と慢性期の痛みの違いについて詳しく解説します。
急性期の痛みの特徴
四十肩・五十肩の初期段階である急性期は、強い痛みが現れやすい時期です。特に夜間痛が目立ち、寝返りを打つだけで肩に響くような痛みを感じることがあります。
・ 鋭い痛みがある何もしていなくてもズキズキとした痛みを感じることが多く、肩周りの筋肉がこわばりやすくなります。
・ 動かすと激痛が走る腕を上げたり、後ろに回したりする動作をすると、瞬間的に強い痛みが走ることが多いです。
・ 夜間痛が強い横になって寝ている間に痛みが増し、熟睡できないこともあります。
この時期は、肩の負担を減らし、無理に動かさないことが大切です。
慢性期の痛みの特徴
急性期を過ぎると、徐々に痛みの種類が変わっていきます。慢性期に入ると強い痛みは落ち着きますが、肩の動きが制限される状態が続くことが特徴です。
・ 鈍い痛みが続く急性期のような鋭い痛みは少なくなりますが、肩の奥に違和感を感じることが多くなります。
・ 動かしにくさが目立つ痛みよりも可動域の制限が気になり、腕を上げようとしても引っかかるような感覚が出やすくなります。
・ 日常動作が不便に感じる服を着替えたり、髪を結んだりする際に肩の動かしづらさが気になりやすくなります。
この時期は、肩の可動域を広げるための適度な動きが重要です。
日常生活で気をつけたいこと
四十肩・五十肩は放置すると回復まで時間がかかることがあります。そのため、日常生活で意識的に肩を動かすことが大切です。
・ 無理のない範囲で肩を動かすじっとしていると筋肉が固まりやすいため、軽く肩を回す動作を取り入れることがおすすめです。
・ 姿勢を意識する猫背の姿勢が続くと肩の動きに影響を与えるため、できるだけ背筋を伸ばし、正しい姿勢を意識することが大切です。
・ 冷やしすぎないようにする肩周りの血行を良くするために、冷房の風が直接当たらないように気をつけたり、お風呂で温めたりするのも良い方法です。
まとめ
四十肩・五十肩の痛みは、急性期と慢性期で特徴が異なります。急性期には鋭い痛みや夜間痛が目立ち、慢性期には可動域の制限や鈍い痛みが続きやすい傾向があります。それぞれの段階に応じたケアを意識することで、少しずつ肩の動きをスムーズにしていくことが大切です。気になる肩の違和感が続く場合は、整骨院元菊陽町光の森院へご相談ください。