産後に体調を崩すと襲いかかる後陣痛
出産を終えた後、赤ちゃんとの新しい生活が始まる一方で、体の変化に戸惑うことも多いかもしれません。その中のひとつに「後陣痛」と呼ばれる痛みがあります。特に体調を崩してしまうと、後陣痛の痛みが強まることもあるため、しっかりとケアをしていくことが大切です。
後陣痛とは?
後陣痛とは、出産後に子宮が元の大きさに戻る過程で感じる痛みのことを指します。出産を終えると、子宮は収縮を繰り返しながら徐々に小さくなっていきます。この収縮によって痛みが生じるのですが、特に経産婦の方ほど痛みを強く感じることが多いと言われています。
体調を崩すと後陣痛が強くなる理由
出産後の体は非常にデリケートな状態です。疲れやストレスが蓄積したり、冷えや血流の悪化が起こったりすると、筋肉の緊張が強まり、痛みをより強く感じやすくなります。
また、ホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れやすく、それが子宮の収縮に影響を及ぼすこともあります。さらに、授乳をすることで分泌されるホルモンが子宮収縮を促すため、授乳のたびに痛みを感じることもあるでしょう。
後陣痛を和らげるためのポイント
1. 体を温める
冷えは血流を悪化させ、筋肉を硬くする原因となります。お腹や足元を冷やさないように心掛け、温かい飲み物を摂るのも効果的です。特に、産後は発汗しやすいため、冷房の風が直接当たらないように注意しましょう。
2. ゆったりとした呼吸を意識する
痛みを感じると、どうしても体に力が入りやすくなります。呼吸が浅くなると血流が滞り、筋肉が緊張しやすくなります。深呼吸を意識することで副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
3. 負担の少ない姿勢を取る
長時間同じ姿勢で過ごしていると、骨盤周りの血流が滞り、痛みが強くなることがあります。ソファやクッションを使って楽な姿勢を見つけたり、無理のない範囲で軽く体を動かしたりすると良いでしょう。
4. 適度に休息を取る
赤ちゃんのお世話で忙しい日々が続くと、どうしても睡眠不足になりがちです。体を回復させるためにも、可能な範囲で休息を取ることが大切です。家族に協力してもらいながら、少しでも横になれる時間を確保しましょう。
産後のケアを大切に
産後の体は思っている以上に負担がかかっています。無理をせず、自分の体調と向き合いながら、適切なケアを取り入れることが重要です。
もし、産後の体の不調が気になる場合は、専門的なケアを受けるのもおすすめです。整骨院元菊陽町光の森院では、産後の体のケアについてもサポートを行っています。気になる症状があれば、一度相談してみてはいかがでしょうか。
産後は赤ちゃんとの時間を楽しみながらも、自分自身の体調管理も忘れずに行いましょう。