どんな動作や姿勢が肩こりに影響する?自分の日常生活を振り返ろう
肩こりは、多くの方が日常的に感じる不調のひとつです。肩が重く感じたり、首の付け根が張ったりすると、仕事や家事に集中できなくなりますよね。
肩こりの原因の多くは、普段の動作や姿勢が影響しています。無意識のうちに体へ負担をかける動きを続けていると、筋肉が緊張しやすくなります。そこで、今回は肩こりを引き起こしやすい動作や姿勢について解説し、自分の生活を見直すきっかけにしていただければと思います。
肩こりを引き起こしやすい動作とは?
日常生活の中には、肩こりを悪化させる動作がいくつも潜んでいます。以下のような動作を無意識に続けていないか、振り返ってみましょう。
① 長時間のスマホ・パソコン作業
✅ こんな動作に注意!
・スマホを見るときに顔を下に向けたままになっている
・パソコンの画面をのぞき込むような姿勢になっている
・マウスやキーボードを操作する手が緊張しやすい
長時間、首を下に向けた姿勢を続けると、首や肩に大きな負担がかかります。特に、スマホを操作するときは「顔が前に出た状態」になりやすく、肩こりを悪化させる原因になりやすいです。
👉 対策
・スマホの画面をできるだけ目の高さに近づける
・パソコンのモニターの高さを目線に合わせる
・作業の合間に首や肩を回して、こりをほぐす
② 肩をすくめるような動作が多い
✅ こんな動作に注意!
・寒いときに肩をすぼめるクセがある
・電話を肩と耳で挟んで話してしまう
・バッグを片側の肩だけにかけることが多い
肩をすくめた状態が続くと、肩周りの筋肉が過度に緊張しやすくなります。寒さやストレスによって無意識に肩をすぼめることが多いため、日頃からリラックスを意識することが大切です。
👉 対策
・寒い季節は首元を温め、肩の力を抜く意識を持つ
・電話はハンズフリーやイヤホンを活用する
・バッグを持つときは左右バランスよく持ち替える
③ 姿勢の悪い状態が続いている
✅ こんな姿勢に注意!
・椅子に座るときに背もたれに寄りかかりすぎる
・ソファや床に横座りをするクセがある
・足を組む習慣がある
姿勢が崩れると、肩の筋肉が緊張しやすくなります。特に、背中を丸めて座ると、首や肩が前に出るため、肩こりを引き起こしやすくなります。
👉 対策
・椅子に座るときは背筋を伸ばし、お尻を深く座面につける
・床に座るときはクッションを使い、骨盤を立てるようにする
・足を組まずに、両足をしっかり床につける
肩こりを予防するために意識したいポイント
肩こりを予防するには、日常生活の中で小さな意識を積み重ねることが大切です。
✅ 正しい姿勢を意識する
長時間のデスクワークやスマホ操作の際は、耳・肩・腰が一直線に並ぶ姿勢を意識することで、肩の負担を減らしやすくなります。
✅ こまめにストレッチを行う
同じ姿勢を続けると筋肉が硬くなりやすいため、1時間に1回は肩を回したり、首をゆっくり傾けたりしてほぐす時間を作りましょう。
✅ 適度に体を動かす
軽いウォーキングやストレッチを習慣化すると、血流が良くなり、肩こりの予防につながります。特に、肩甲骨を動かす運動を取り入れると、肩周りの筋肉がほぐれやすくなります。
肩こりを悪化させないために、自分の生活を見直してみよう
肩こりは、日常生活の動作や姿勢が大きく関係しています。普段の生活を振り返り、**「無意識のうちに肩に負担をかける動作をしていないか」**をチェックしてみることが大切です。
整骨院元菊陽町光の森院では、肩こりを軽減するためのアドバイスやケアを行っています。
「肩がこると頭痛がする」「仕事中に肩が重くなりやすい」という方は、普段の姿勢や動作を見直し、少しずつ改善を目指してみてください。