肩の脱臼とは?整復の流れと注意点

「腕を動かそうとしたら、肩が外れた感じがする…」「激しいスポーツの最中に肩が抜けるような感覚があった」——このような経験がある方は、肩の脱臼の可能性があります。肩の関節は可動域がとても広い反面、不安定になりやすい構造をしており、転倒や衝撃によって脱臼を起こしやすい部位のひとつです。

今回は、肩の脱臼が起こったときの対応や整復の流れについて、整骨院元菊陽町光の森院の視点からご紹介いたします。

肩の脱臼ってどんな状態?
肩関節は「上腕骨(うでの骨)」と「肩甲骨(けんこうこつ)」で構成されており、この2つの骨が正常な位置関係を保っていることで自由な動きができます。ところが、転倒や強い衝撃が加わると、上腕骨の骨頭が肩甲骨の関節窩から外れてしまうことがあり、これを「肩関節の脱臼」と呼びます。

特に前方に脱臼することが多く、腕を外側に開いたり、頭の後ろに手を回すような動作で起こりやすい傾向があります。

整復とは?どうやって戻すの?
脱臼した肩を本来の位置に戻す操作を「整復」といいます。整骨院元菊陽町光の森院では、以下のような流れで丁寧に対応を行っています。

状態の確認
腫れや変形の有無、神経や血管の圧迫症状(しびれ、冷感など)がないかを慎重に確認します。

患部の安静確保
無理な動きは禁物です。必要に応じて腕を固定したうえで、整復に入ります。

整復操作
身体への負担を最小限に抑える方法を用いながら、肩関節を元の位置に誘導します。強引な力を使うことはありません。

整復後の確認と固定
整復後は再び骨の位置を確認し、場合によっては包帯やサポーターを使って肩を固定します。これにより再脱臼のリスクを抑えます。

整復後に大切なポイント
整復が終わった後も安心はできません。肩関節は一度脱臼すると、再発しやすくなる傾向があります。特に若い方やスポーツをしている方は注意が必要です。

整復後には、一定期間の安静と、肩周りの筋肉をサポートするトレーニングやケアが重要です。整骨院元菊陽町光の森院では、状態に応じた運動指導や日常生活のアドバイスも行っていますので、再発予防にもつながります。

まとめ
肩の脱臼は、誰にでも起こる可能性があるケガですが、正しい整復とその後のケアによって、日常生活への支障を最小限に抑えることができます。「もしかして脱臼かも?」と感じたときは、無理に動かさず、専門家にご相談ください。

整骨院元菊陽町光の森院では、肩の不安定感や違和感についても丁寧に対応しています。繰り返す脱臼や肩の不安定感が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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